学部・大学院FACULTY TAISHO
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公共政策学科
ゼミ活動紹介
裁判傍聴

法律ゼミである西元ゼミでは、東京地方裁判所へ裁判傍聴に行きました。
普段机の上で学んでいるときはどこか他人事と思ってしまう法的な問題を、自分に身近なこととして実感する機会です。
学生は、当日裁判所で確認した中から、それぞれ興味のある裁判を選択し自由に傍聴しました。
以下、学生のレポートから抽出した学びの一部をご紹介します。

- ●裁判員裁判もドラマなどではよく見るが、実際に尋問などから全て話を聞くと、私たち一般人が判決を考えることはかなり難しいなと感じた。(中略)最初から最後まで全てを聞かないと本当に判決は出せないと感じた。裁判員裁判を行う上で、しっかりと全ての裁判を聞く事がどれだけ重要かが身に染みてわかった。〈H.Sさん〉
- ●様々な証拠や調書をもとに事実を段階的に確認しながら公平に進められていると知った。〈N.Sさん〉
- ●ドラマとは違う現実の重さと怖さを感じた。今回の裁判傍聴を通じて、裁判は決して他人事ではなく、自分や身近な人にも関係するものであると実感した。(中略)法廷内の静けさ、証言する人の緊張、被告人の後悔の言葉すべてが心に残った。今後も機会があれば、裁判を傍聴し、社会の現実と向き合いたいと感じた。〈A.Sさん〉
- ●もっと法律や判例を勉強して、冷静な考え方ができるようになる必要があるということが学べた。(中略)そのために自分にできることはないかを常に探していきたいと強く感じた。〈H.Tさん〉
- ●(傍聴した)ケースにおいてどのような判決が妥当なのか、非常に考えさせられた。今までどこか遠い存在だと感じていた犯罪や裁判が、実はすぐ身近にあるものだと改めて実感し、自分自身の行動にもより注意を払って生きていかなければならないと強く感じる機会になった。〈K.Tさん〉
- ●法律に基づき、実際の証拠からひとつずつ事実認定を進めている様子は、決して感情的ではなく、国民の公平性を守るための法律であると実感した。また裁判の透明性も実感できた。裁判官の方は、傍聴席にもみやすいように映像を提示していた。この透明性は、公平な裁判を下していくためにも傍聴席は社会の目という意味で重要な役割を果たすと実感した。〈Y.Mさん〉
裁判傍聴は、誰でもいつでも行うことができます。ぜひお近くの裁判所まで足を運んでみてください。